PRプロモーションは、広報活動を通じて企業やブランドの知名度・理解度を高め、幅広いターゲットとの関係構築を促進するプロモーション手法です。
商品そのものを宣伝したり、購入を狙ったりするものではないので、広告や販促活動とは異なるアプローチとなりますが、広義ではマーケティング戦略の一つと捉えられます。
一昔前のPRの手法は、商品や企業の情報をマスメディアにニュースとして取り上げてもらうパブリシティ活動が中心でしたが、現在はメディアの種類や手法が増えたことで展開は多様化しています。
さらに、広告や販促の要素も含むような複合的な展開が多くあります。
当サイトでのPRの考え方や施策アイデアには、販促や宣伝効果を含むものもありますが、その中で「企業の利益だけを追うのではなく、社会全体または幅広いステークホルダーに関係する」というPRの本来の目的を重視してご紹介します。
PRプロモーションの目的は、以下のようなものがあります。
知名度を高めるために、メディア露出やイベントなどを通じて広く情報を発信します。
企業やブランドの特徴や価値観、製品やサービスの利点などを伝えることで、ターゲットオーディエンスにメッセージを浸透させます。
ターゲットオーディエンスとの関係を構築し、信頼関係を深めることで、顧客ロイヤルティの向上や口コミ効果の発生を促します。
PRプロモーションの具体的な手法としては、以下のようなものがあります。
メディアにニュースを無料で掲載してもらうための活動です。
ニュース化されやすいテーマ、イベントなどを基に情報をマスコミやコミュニティメディアに提供します。
※一般的に有料でメディアに掲載する施策はペイドパブリシティと呼ばれ、「広告」に分類されます。
【パブリシティの具体例】
・プレスリリース送付
・サンプル品などを含めたメディアキットの配布
・メディア関係者を対象としたイベント(記者会見、プレゼンテーション、パーティなど)
・一般向けイベントにメディア関係者を招待
▶”記念日プロモーション”の事例 ~「〇〇の日」でニュース化を狙う~
オープンスペースなどで、基本的には販売を目的とせず、広く一般の方が参加できるイベントを開催。
より多くの人に商品やブランドに触れてもらい、認知と理解を深めることが目的です。
【PRイベントの展開内容例】
・商品の展示やサンプル配布
・トライアルコーナー
・著名人をゲストに招く(集客、ニュース化を狙うため)
・ゲームなどの参加型コンテンツ
インフルエンサー(影響力のある人物や専門家)と提携し、彼らを通じて企業やブランドのメッセージを広めます。
ウェブサイトやSNSを活用し、オンライン上で情報発信やコミュニケーションを図ります。
スポーツイベントや文化イベントなどに協賛し、商品やブランドの認知向上、イメージアップを図ります。展開内容は、商品名やロゴの露出、商品の販売や無料配布、イベント出演者への商品提供などがあります。
イベントの内容やターゲットが商品やブランドのイメージと合致していることが大切です。
CSRとは「corporate social responsibility」の略語で、「企業の社会的責任」と訳されます。
企業の社会的な活動や取り組みを積極的に広報し、企業の社会的貢献度やイメージを向上させる活動です。
CSR活動には様々なものがありますが、近年は特にコロナ禍を通して、環境課題や社会課題への意識が消費者個人のレベルでも高まってきています。その中で、SDGsという言葉も浸透し、今やSCRに配慮していない企業は、消費者にネガティブな印象を与え、購買にも影響がでると言われています。
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