秋に旬を迎える食材


松茸


国産の松茸の旬の時期は910月。国産松茸の出荷は、北海道から始まり、岩手、京都や和歌山、広島など順番に国内各産地を南下し、約2か月間出回ります。しかし国産の松茸の収穫量はどの産地でも年々減少していて、現在は、中国などからの輸入品が多くなっています。


里芋


里芋は通年流通していますが、品種により旬が少しずつ異なります。「石川早生」や「土垂」、「セレベス」などは8月下旬から10月にかけての秋が旬。「えび芋」はそれより遅く9月下旬頃から、そしてお正月料理によく使われる「八頭」や「頭芋・殿芋」は12月から1月が旬となります。


ごぼう


ごぼうは冬と春の2回の旬があります。北海道や青森など東京より北の地域では、10月から12月がごぼうの旬とされています。春になると「新ごぼう」として、香りが高くやわらかいものが出回ります。


さつまいも


収穫は8月から11月くらいまでですが、2~3ヶ月貯蔵して、余分な水分を逃がすことで甘みが増してホクホクとした触感になるため、市場に出回るのは10月~1月頃の秋冬になります。

さつまいものデータ

10月13日はさつまいもの日


長芋


主要な産地は北海道と東北地方で、11から積雪前の12月にかけて収穫する「秋掘り」が全体の約6割です。残りの4割は雪解け後に収穫します。

秋掘りのナガイモは、みずみずしく、皮も薄く、ひげ根を火とれば皮ごと食べられます。


カツオ


回遊魚であるカツオは、春と秋に旬を迎えます。秋に獲れるカツオは、三陸沖から南下してくるもので「戻り鰹」と呼ばれています。栄養をたっぷりと蓄えていて脂がのっているのが特徴です。


サンマ


サンマは「秋刀魚」の文字の通り秋を代表する魚です。8月の末から北海道で水揚げが開始され、徐々に三陸沖へと移動してきます。三親潮と黒潮がぶつかりエサが豊富な三陸沖で9~10月に獲れるサンマは脂がのっているのが特徴です


アサリ


潮干狩りは春のイメージがありますが、実は秋も旬です。アサリは冬を除いて通年産卵をしますが、春と秋の産卵前は特においしさのピークを迎えるとされています。



秋鮭の名で知られるように旬は911月。秋になると産卵のために海から川にもどり産卵するため脂は少なめで、メスからは筋子が獲れます。国内で獲れる鮭は、主に白鮭(しろざけ)で紅鮭、銀鮭、キングサーモンはほとんどが輸入ものです。


サバ


秋鯖とも呼ばれる脂ののったマサバは、10月頃に旬を迎えます。この時期のサバは、たっぷりとエサを食べて産卵に向けて蓄えているため、脂が乗って美味しいとされています。


マグロ


マグロは種類によって旬が異なりますが、秋はメバチマグロが旬です。目が大きいことから名前がつけられたメバチマグロは、さっぱりとした味わいが特徴で、身も柔らかいため、刺し身に向いています。


サクラエビ


サクラエビは、春と秋の年に2回旬があり、秋は11月ごろから旬を迎えます。国内では漁獲が管理されており、漁業許可が与えられているのは静岡県の駿河湾のみです。特に秋に捕獲されるサクラエビは、若いものが多く、殻が柔らかいのが特徴です


ししゃも


回遊魚のししゃもは11月が旬です。秋に産卵期を迎え、川に上ってくるところを捕獲するため、旬のししゃもは子持ちししゃもです。ししゃもは産卵期を迎えても味が落ちることがなく脂がのっています。


リンゴ


リンゴには品種がとても多く、収穫期にも幅がありますが、国内で一番多くのリンゴが市場に出回るのは9月~11月頃です。この時期のリンゴで有名な品種は、紅玉、シナノゴールド、シナノスイートなどがあります。



柿は10月頃に主要産地における出荷量が増加し、10~11月には流通量がピークになります。ハウス栽培も含めると8月頃に穫れる収穫の早い品種から遅い品種にバトンをつなぎながら、12月ごろまでは多くのスーパーで柿を見つけることができます。国内生産量トップの品種「富有(ふゆう)」は、旬は11~12月ごろとやや遅めです


ざくろ


市場に出回っているざくろのほとんどが輸入品です。国内産も海外のものも旬は9~11月ごろ。食べごろのざくろは酸味と甘みのバランスが良いのが特徴です。


ラフランス(西洋梨)


西洋梨の一種であるラフランスは、収穫時期は10~11月ごろ。追熟をしてから出荷されるため、市場には11月ごろから出回ってきます。



日本では、品種によって収穫される時期が異なりますが、最盛期は秋。8月下旬より早生の代表的な品種は「丹沢」の収穫が始まり、全国で最も多く栽培されている「筑波」が収穫期を迎えるのが9月下旬。10月から11月にも「石鎚(いしづち)」や「岸根(がんね)」などが出回ります。


銀杏


銀杏はイチョウの実です。ねっとりとした食感と独特の風味があるので、茶碗蒸しのアクセントにしたり、甘露煮にしたりと和食でよく使われます。β-カロテンやビタミンCを含み、免疫力の増強が期待できるため、季節の変わり目で風邪をひきやすい秋から冬に最適です。



10月の販促アイデア。過ごしやすい気候の日が増え、アウトドアレジャーやスポーツが盛んになる季節。また、近年はDIYの注目も上昇中。  ハロウインは世代別の楽しみ方を提案。
11月の販促アイデア。食はホットメニューが多くなり、暖房を入れ始める等、冬到来。クリスマス商戦もスタートし、ボーナスや年末年始の計画を立て始める時期。
12月の販促アイデア。クリスマスや年末年始などイベントが多く、人々の購買意欲も高まるシーズン。受験生の追い込みや風邪予防、胃腸のケアなど健康管理も大きなテーマ。