2020年よりコロナ感染拡大の影響で中止となっていた墨田川花火大会は、4年ぶりに開催される。
2023年開催概要
令和5年7月29日(土曜日) 午後7時00分~8時30分
第一会場 桜橋下流~言問橋上流
第二会場 駒形橋下流~厩橋上流
墨田川花火大会とは
東京都の墨田川河川敷で台東区側と墨田区側を会場として、毎年7月の最終土曜日に行われる花火大会。江戸川区花火大会とともに東京二大花火大会の一つ。
東京都の花火大会で打上げ数ランキング1位
花火の打ち上げ数:20,000発(第一会場:約9,350発、第二会場:約10,650発)
周辺観客数:約95万人
隅田川花火大会の歴史
江戸時代(1732年)に多くの餓死者を出した飢饉が起こり、その翌年、犠牲となった人々への慰霊と災厄の退散を願い、八代将軍徳川吉宗が「両国川開き花火大会」と呼ばれる水神祭を行ったことが始まり。戦争や川の汚染問題などにより中断した時期もあった後、1978年に「隅田川花火大会」との名称となり、現在のスタイルに定着した。
テレビ中継は、テレビ東京が大会の再開へ積極的に協力した経緯から、1978年の第1回より現在に至るまでテレビ東京の独占中継となっている。また、浅草に本社があるアサヒビールがメインスポンサーであり、番組は「アサヒビール スペシャル」として放送されている。
コロナ禍で多くの花火大会が中止となった3年間
2022年まで、墨田川花火大会以外にも多くの花火大会が中止となった。
これは、感染防止対策の面からだけでなく、スポンサーの支援が収集のほとんどである花火大会は、近年の経済状況も含めて企業のイベント協賛を得ることが難しくなったことが影響しているとも言われている。
2023年からは復活する花火大会は多くなると思われるが、全盛期のような開催数にはもどらない可能性もある。
中止の年に行われていた”バーチャル”隅田川花火大会

2020年と2021年は、東京スカイツリータウンにて 花火大会の雰囲気や楽しさをバーチャルに楽しめるイベント「隅田川花火大会 from TOKYO SKYTREE」が開催された。
隅田川花火大会 from TOKYO SKYTREE
隅田川花火大会 from TOKYO SKYTREE(R)
東京スカイツリ―展望デッキの窓ガラスをスクリーンに仕立てた「SKYTREE ROUND THEATER」にて、実際の打ち上げ花火の音とともに、大画面に花火が映し出される映像(約4分)を放映。
花火ウェルカムドーム
「コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン」で、作品上映前の入場時に、プラネタリウムドームいっぱいに花火が映し出されるウェルカム映像を投映。
プロジェクションマッピング「ペンギン花火」
すみだ水族館の屋内開放型のペンギンプールで、花火をイメージしたプロジェクションマッピング「ペンギン花火」を投影。
特別ライティング「花火」
打ち上げ花火や仕掛け花火のイメージをデザインした、スカイツリーの特別ライティングを期間限定で点灯。
YouTube動画
東京スカイツリーからみえる過去の隅田川花火大会映像をユーチューブ公開