本屋大賞とは
本が売れない時代と言われ、出版市場は年々縮小傾向にある中、商品である本と顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていくという出版業界に新しい流れをり、出版業界を現場から盛り上げることを目的として設立された賞。
書店員自身が自分で読んだ本から、一次投票で上位10作品をノミネート作品として選出し、二次投票で大賞が選ばれる。
本屋大賞実行委員会は、書店員有志で組織され、「本の雑誌」及び「WEB本の雑誌」が全面的に協力している。
2023年本屋大賞
大賞『汝、星のごとく』
凪良ゆう(著)講談社443.5点
2位『ラブカは静かに弓を持つ』
安壇美緒(著)集英社388
3位『光のとこにいてね』
一穂ミチ(著)文藝春秋 337点
4位『爆弾』
呉勝浩(著)講談社307.5点
5位『月の立つ林で』
青山美智子(著)ポプラ社254.5点
6位『君のクイズ』
小川哲(著)朝日新聞出版244点
7位『方舟』
夕木春央(著)講談社 232点
8位『宙ごはん』
町田そのこ(著)小学館 225.5点
9位『川のほとりに立つ者は』
寺地はるな(著)双葉社224.5点
10位『#真相をお話しします』
結城真一郎(著)新潮社86.5点
2022年本屋大賞
大賞『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬(著)早川書房 463.5点
2位 『赤と青とエスキース』
青山美智子(著)PHP研究所 341.5点
3位 『スモールワールズ』
一穂ミチ(著)講談社 315点
4位 『正欲』』
朝井リョウ(著)新潮社 303.5点
5位 『六人の嘘つきな大学生』
浅倉秋成(著)KADOKAWA 252.5点
6位 『夜が明ける』
西加奈子(著)新潮社 211.5点
7位 『残月記』表紙 『残月記』
小田雅久仁(著)双葉社 190.5点
8位 『硝子の塔の殺人』
知念実希人(著)実業之日本社 177点
9位 『黒牢城』
米澤穂信(著)KADOKAWA 155.5点
10位 『星を掬う』
町田そのこ(著)中央公論新社 137.5点
発表会はメディアのみを招待し、youtubeでライブ配信された。
過去の本屋大賞 大賞作品リスト
第1回(2004年):『博士の愛した数式』(小川 洋子)
第2回(2005年):『夜のピクニック』(恩田 陸)
第3回(2006年):『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー)
第4回(2007年):『一瞬の風になれ』(佐藤 多佳子)
第5回(2008年):『ゴールデンスランバー』 (伊坂幸太郎)
第6回(2009年):『告白』(湊かなえ)
第7回(2010年):『天地明察』(冲方丁)
第8回(2011年):『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉)
第9回(2012年):『舟を編む』(三浦しをん)
第10回(2013年):『海賊とよばれた男』(百田尚樹)
第11回(2014年):『村上海賊の娘』(和田竜)
第12回(2015年):『鹿の王』(上橋菜穂子)
第13回(2016年):『羊と鋼の森』(宮下奈都)
第14回(2017年):『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)
第15回(2018年):『かがみの孤城』(辻村深月)
第16回(2019年):『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)
第17回(2020年):『流浪の月』(凪良ゆう)
第18回(2021年):『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ)