クックパッドの「産直アウトレット」がスタート

クックパッド株式会社が運営する生鮮食品EC「クックパッドマート」にて、さまざまな事情で一般販売されない食材を、低価格で生活者に届ける新プロジェクト「産直アウトレット」がスタート。

規格外のサイズやキズ等で値段がつきにくい食材、収穫・漁獲量が一定の出荷量に満たない、鮮度が落ちやすい等の事情で既存の流通での販売が難しい食材などを、クックパッドマートの独自の流通網を活用して、食材を新鮮なうちに生産者から生活者へ届ける新プロジェクト。

正式オープン前には、貝専門卸が抱えていた殻付き生牡蠣600kgを実質1kg577円で販売し、12時間で完売したという先行事例があります。

産直アウトレットでは、生産者・仲卸など出店者、生活者（クックパッドマートユーザー）それぞれにメリットがあります。

【生活者のメリット】
・新鮮な食材を格安で手に入れることができる
・送料無料で、少量でも手に入れることができる
・生活導線上の生鮮宅配ボックス「マートステーション」や駅改札などで都合の良いタイミングで受け取ることができる
・飲食店で使われる食材を自宅で楽しむことができる
・食品ロス削減に貢献できる

【生産者、仲卸など出店者のメリット】
・飲食店の注文減少や収穫・漁獲過多などで在庫を抱えていた食材を廃棄せずに済む
・イベント中止や天候不順などにより出荷が滞った食材の販路をスピーディーに確保できる
・オーダー数や配送希望日に応じて出荷調整ができる
・飲食店の注文減少などで落ち込んでいた売上を補填できる

春に旬を迎えるホタルイカは、食中毒予防のため、-20度以下の環境下で24時間以上の冷凍保管、もしくは加熱処理を施す必要があり、回転寿司や居酒屋など生のホタルイカを提供している多くの飲食店では、冷凍のものが使用されています。また、首都圏のスーパー等の小売店ではボイルしたものの販売が一般的です。

コロナ禍で飲食店の営業が制限され、多くの人の外食機会が減少する中、現在、生食用ホタルイカは築地魚市場株式会社が冷凍保管するものだけで20トン以上あり、保管や廃棄にコストがかかるため、市場関係者を悩ませています。
こうした事態を受け、クックパッドマートでは、下処理を丁寧に施した生食可能なホタルイカを、低価格かつ一般家庭でも食べやすい量にパッケージし、産直アウトレット第一弾として、販売開始しました。

▶「産直アウトレット vol.1 ホタルイカ」特集ページ

・特集掲載日：2022年3月11日（金）〜終了日未定

生産者と生活者をつなげる生鮮食品ECプラットフォームとして2018年9月よりサービス開始。地域の生産者、卸売市場の仲卸、商店街の専門店、飲食店や惣菜店など、700店を超える出店者が販売する約1万3千種類の商品を、1品から送料無料で購入できます。商品は店舗や施設に設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」に届けられ、好きな時間に受け取れます。

▶クックパッドマート公式サイト

「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社。

・料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」

・生鮮食品EC「クックパッドマート」

・健康な心身をつくる幼児向け食育絵本「おりょうりえほん by Cookpad」

などを運営。