ミルグラム効果


ミルグラム効果(権威への服従原理)とは


ミルグラム効果は、「権威への服従原理」とも呼ばれ、「専門家や有資格者など社会的地位の高い人や権威ある人、有名人などの言動に影響され、それを正しいものと思ってしまう」心理現象です。

 

人は、権力や肩書、地位のある人間の命令に従いやすい傾向があります。

医師が処方した薬を無条件に服用してしまう人がほとんどであるように、特に自分が知らないモノやコトに対しては、専門家や権威という言葉に頼ってしまいます。

 

実証実験としては「ミルグラムの電気実験(アイヒマン実験)」が有名です。

 


ミルグラム効果のマーケティング活用


コスメや健康食品などの宣伝で医師などの推薦があることで信頼感が高まるのは定石として知られています。

これは、専門家だけでなく、有名人などでも一定の効果を発揮するので、近年多いインフルエンサーマーケティングもこの原理を活用している施策と言えます。

 

 

展開する時に注意することは、第三者視点や公平性を意識することです。近年の消費者は、いわゆる「やらせ」に抵抗が強く、権威者の意見がメーカーや販売者側の意見を代弁するだけになっていたり、買わせることで利益を得ようとしていると思われると、本当のことを言っていないと感じられると逆効果です。

 


ミルグラム効果の具体例


商品・サービスに「監修者」を設定する

専門家やインフルエンサーが”監修”という立場で、商品やサービスに関わります。監修者はその専門知識や実績などによって商品の信頼性を高めることはもちろん、メーカーと消費者を結ぶ役目を持つ存在だと捉えられ、消費者にとっては安心感も高まります。

 

 

権威者からの推薦

専門家やインフルエンサーがレビューを行ったり、データ検証などを行ってもらうことも、信頼アップの効果があります。

特に、ファンの多いインフルエンサーの場合は、より消費者側に立った意見であるべきで、推奨した内容に嘘がないと感じてもらうことが大切です。メリットだけでなくデメリットも伝えたり、個人的な好みなどの視点を加えることも効果的です。

 

 

肩書き・実績に権威性や魅力のある人を登場させる

商品やサービスを紹介するときに、ユーザーの代表や開発者、スタッフなど、関連する人物の肩書きや実績などをアピールします。専門家でなくても、企業の中で地位の高い人などであると、クオリティの高さをイメージさせることができます。

例)

・多くのトップ営業マンが使っているビジネスバッグ

・商品のデザイナーのコンテスト受賞歴を紹介

 

・美容室のスタイリストのランク別価格設定