· 

【イースター】プロモーション事例と企画のヒント~2023年のイースターは4月9日

イースターとは、「復活際」とも言われるイエス・キリストの復活を祝う日。ヨーロッパでは春を祝う祭りとしている国もあります。

キリスト教の祝日あり、日本では、クリスマスやハロウインなど外国由来のイベントと比べて浸透度が高いとは言えませんが、近年は春のイベントとして企業がプロモーションに活用している例も多々あります。

 


イースターとは


イースターは復活祭

キリスト教では、イエスキリストが十字架にかけられて3日後に復活したという教えがあり、これを記念するお祭り(復活祭)がイースターです。

特にキリスト教徒の中ではとても重視され、欧米などキリスト教が広く普及している国では、大きく取り上げられるイベントです。

 

イースターの日は移動します

イースターの日にちは、春分の日以降の最初の満月から数えて最初の日曜日で、毎年日にちは変わります。2023年は4月9日(日)です。

 

シンボルは、「卵」と「うさぎ」

イースターはキリストの復活(生き返り)を祝う日なので、生命に因んだものがシンボルとなっていて、「卵」は生命そのもの、「ウサギ」は繁殖力の高い動物としてキリスト教においても生命力や繁栄の象徴として、イースターのシンボルになったと言われています。

 

イースターの楽しみ方

イースターの楽しみ方は、まず子供向けの遊びとして、ゆで卵をカラーリングする「イースターエッグ」や、隠したイースターエッグを探す「エッグハント」という遊びがあります。

子ども向けの遊び以外では、この時期の限定スイーツやグッズを購入したり、家族や友人とのパーティなどがあるでしょう。

 


日本でのイースター商戦


近年は日本でもイースターの認知は高まり、キユーピーの調査(2020年)によると、「イースターという催事を知っていますか」という問いに対して「知っている」「名前だけ聞いたことがある」と答えた人を合わせると92.4%で過去最高の認知率となっています。

 

テーマパークでの展開

百貨店やコンビニでの展開

近年は、ショッピングモールや百貨店、スーパー、コンビニなど様々なショップやブランドでは、イースターをテーマにした限定商品が販売されることも多くなり、4月前半はもともと目立った催事が少ない時期だったため、シーズン販促のテーマとして取り上げる企業が徐々に増えてきたようにも見えます。

 

卵と関係の深いキューピーのプロモーション

キユーピーはイースターのシンボルである「卵」を国内で最も多く扱うメーカーとして、「日本に卵をシンボルとした催事を広めたい」「もっと卵料理に親しんでもらいたい」という思いから、早くからイースター商戦を仕掛けてきた企業の一つです。

キユーピーのイースター特設サイトでは例年、デコレーションレシピや卵を使ったおすすめメニュー、おりがみで作るイースターエッグなど、イースターの楽しみ方が提案されています。

 


マーケティング的に課題のある日本のイースター


イースターは、大型テーマパークでの企画が成功している点で、クリスマスやハロウィンとイベント気質が似ています。

しかし、マーケティングのテーマとしてみると、市場規模や盛り上がりではクリスマスやハロウィンにはまだ及ばないシーズンイベントであり、展開は模索されていると言えるでしょう。

 

 


日本でイースターが盛り上がらない理由


前提として、キリスト教に基づいた文化ですので、日本では宗教的な訴求力はありません。ですが、クリスマスもハロウインも外国の文化を取り入れて、その背景とは別にエンターテインメント化してきた歴史を鑑みて考察します。

 

日にちが固定されていない

一番の要因と思われるのは日にちが決まっていないことでしょう。ハロウィン、クリスマスやバレンタインデーなどは日にちが決まっていることでPRしやすくなりますが、毎年日程が変わってしまうと多く人は覚えにくく、また、プロモーションのピークを作りにくくなります。

 

3月~4月は忙しい

日本は3月末から4月が年度変わりで、学校も会社も忙しくなる人が多くなります。入学・卒業、新生活など、お祝いのシーンが多くあり、宗教的なことを置いておいても、「復活祭を祝う」というテーマに関心が向きにくいでしょう。また、この時期には、シーズンイベントとして「お花見」があり、お祭り感はこちらにもっていかれてしまいます。

 

「食」との関連付けが弱い

クリスマスであればケーキやチキン、ハロウィンであればカボチャ、バレンタインデーにはチョコレートなど、イベントを日常生活の中に定着させるためには「ちょっと特別感のある飲食」が欠かせません。

「卵」がイースターのモチーフとなる食べ物ですが、卵はとても日常的な食品であるため、特別感が生まれにくいようです。メニュー内容や活用の仕方で、エンタメ感やストーリー性を付加する提案が必要になります。

また、イベントの盛りあがりに欠かせないとされることの多い「お酒」ですが、近年は「イベント=お酒を飲む」というスタイルが推奨されなくなっていますので、お酒以外の食に可能性を見つけたいところです。

 

何をするべきなのか分かりにくい

バレンタインデーであれば誰かにチョコレートを渡す、クリスマスであればプレゼントを渡す、ハロウィンであれば仮装をするなど、現在十分に普及しているイベントに関しては、その普及期においては「そのときに行うこと」を明確にしてPRを行ってきました。イースターはそのようなイベント感が浸透していません。

イースターにもエッグハント(カラフルに塗った卵を隠して探し合う)というイベントはあるのですが、日本人にとって誰もが参加できるお祭り感には欠けるかもしれません。

 



イースターはデザインモチーフに。


イースターは「〇〇をする日」でなく、外国文化の一つとしてその雰囲気やデザインモチーフを活用することを提案します。

ウサギやたまごは可愛らしさのあるモチーフで、またイースターエッグのデザインにもあるようなカラフルさも、イベント会場や売り場の装飾にはピッタリです。

”カワイイ”デザインが得意な日本では、新しい世界観を生み出せる可能性もありそうです。



関連データ



コトモノニュース マーケティングニュース
企画のネタのヒントになるニュースやトピックを探そう