
2023年はコロナ禍明けが鮮明となるゴールデンウイークを迎え、旅行動向も大きく変化が見えているようです。
幾つかの企業や団体が発表するGWの旅行動向に関する調査結果のサマリーをピックアップします。
JTBのGW旅行動向調査(2023)
JTBが毎年発表している「ゴールデンウィークに1泊以上の国内旅行に出かける人」の旅行動向調査。
JTB旅行動向アンケート調査概要
調査実施期間:2023年3月13日~20日
調査対象:全国15歳以上79歳までの男女
サンプル数:事前調査20,000名→本調査2060名
調査方法: インターネットアンケート調査
GWに旅行に行く人は2019年並みに回復

GW期間中に旅行に行くかどうか
・行く(26.5%)9.3ポイント↑
旅行に行かない理由
・GWは混雑するから(42.5%)
・GWは旅行費用が高いから(31.1%)
・家でのんびりしたいので(26.1%)
⇒前年に比べ感染症以外の理由が上位を占める結果
国内旅行市場は、人数、費用ともに拡大予測
国内旅行人数は 2.450万人
(対22年153.1%、対19年102.0%)
国内旅行平均費用は 34,800円
(対22年100.9%、対19年96.9%)
GWの旅行内容の傾向
国内は中・近距離志向、
海外の人気の行き先は「ハワイ」「韓国」
昨年のGWは行動制約がなくなったことで遠方への旅行意欲が強くなったのに対して、今年は物価高の影響などもあり、再び比較的手ごろな距離の旅行先に行く傾向がみられる。

気になるところは「自然が楽しめる場所」「食をメインとしたイベント」

インテージのGW「意識と行動」調査
株式会社インテージが実施したゴールデンウィークに関する調査結果
対象者条件:全国の15~79歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2768 ※ウエイトバック集計あり
調査実施時期: 2023年3月31日(金)~4月3日(月)
GWの予算

・市場規模は2兆7,114億円と予測。(2022年は1兆5,874億円)
・かける予算は平均27,870円と、前年比1.7倍に増加。
新型コロナウイルス関連の制限が緩和される中「今年はGWを楽しみたい」という意識が追い風になっているとみられる。
「おでかけ」が需要が回復の兆し

具体的な予定(複数選択)は、「ショッピング(24%)」、「外食(19%)」「国内旅行(14%)」は回復の兆し。「自宅で過ごす(35%)」が回答数としては最も多いが、昨年と比較すると減少。
一方で、物価高の影響もあるか

国内旅行者の予定宿泊数は、「1~2泊」が7割弱と短め。
昨今の物価高や経済状況を受けて短期間に抑える、といった意識が働いている側面がある。
akippaによるGW旅行動向の調査(2022)

駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社による、akippaユーザーを対象とした調査です。
調査対象期間:2022年3月25日〜28日
調査方法:アンケート調査
有効回答数:12,078
対象:akippaユーザー