ヴィーガン惣菜のサブスク「ブイクックデリ」が終了。運営は別会社へ引き継ぎ

株式会社ブイクックが運営するヴィーガン惣菜のサブスクリプションサービス「ブイクックデリ」が2022527日をもって、ブランド終了となり、アグリホールディングス株式会社の「ヴィーガーデン・デリ」としてサービスが引き継がれます。


「ブイクックデリ」のブランド終了


2020年にスタートしたヴィーガン惣菜のサブスク

「ブイクックデリ」は、2020年11月にクラウドファンディングで支援を得て、2021年3月にスタートしたサブスクリプションサービス。菜食が普及しているニュージーランドのシェフが監修した料理が12種類の冷凍惣菜メニューとなって、ランダムに届けられるサービスなどで展開していました。

2022年5月27日をもって「ブイクックデリ」の名前での営業を終了することが発表されました。

運営は製造パートナー企業に引き継ぎ

2022年5月28日に「ブイクックデリ」としての営業は終了しますが、サービスはそのままアグリホールディングス社に引き継がれ、現在の会員は利用を継続できます。

引き継ぎ先であるアグリホールディングス株式会社は、「ブイクックデリ」製造パートナーだった企業です。

ブイクック社によると、「ブイクックデリ」終了の理由は、会社のミッション達成のために「ヴィーガンに関する情報を全てオープンにすること」に集中する必要があると判断したとのことです。


株式会社ブイクックとは


「ブイクックデリ」運営していた株式会社ブイクックは、ヴィーガン生活を支えるプラットフォームを運営するスタートアップ。

自身もヴィーガンを実践する代表取締役工藤柊が「誰もがヴィーガンを選択できる社会」を目指し、20204月に現役大学生で会社を設立。

「ブイクックデリ」は終了しますが、その他のコンテンツである、レシピ投稿サイト「ブイクック」、ヴィーガン通販サイト「ブイクックモール」は現在も運営しています。

また、2022年春からは、「ブイクックスーパー」も展開しています。

ヴィーガン料理レシピ投稿サイト「ブイクック」

株式会社ブイクックが運営するヴィーガン料理に特化したレシピ投稿サイト「ブイクック」。ベジタリアンやヴィーガンはもちろん、植物性の料理・食品に関心のある「フレキシタリアン」、健康を意識するユーザーなど幅広い志向のユーザーが料理を投稿するレシピ数は約5000。月間ユーザー数は20万人。

ヴィーガン通販サイト「ブイクックモール」

ヴィーガン初心者が手軽に美味しいヴィーガン商品にチャレンジできるよう、全国各地のレストラン・メーカーより商品を集めたプラットフォームとして、20222月にスタート。20225月時点では160店舗が出店し、扱う商品は1,000以上。

ヴィーガン商品専門「ブイクックスーパー」

2022年4月、5月を通して日本全国4カ所(渋谷・心斎橋・博多・名古屋)各地3日間にて期間限定オープン。

ヴィーガン料理のレシピ本

スーパーで手に入る食材で作れるヴィーガン料理のレシピ本「世界一簡単なヴィーガンレシピ」を発売。

2020年4月にクラウドファンディングで支援を集め、事前販売冊数は1,105冊、Amazonでの事前予約冊数は600冊と販売前から大きな注目を集めました。



ヴィーガンとサブスクリプション


サブスクリプションサービスは、近年多くのサービスで展開されていますが、順調に継続できず、短い期間で終了しているものも少なくありません。

しかし、ヴィーガン市場は近年日本でも拡大を見せていることから、ブイクックデリの他にも、ヴィーガン食のサブスクリプションサービスを展開しているブランドは様々あります。

その中からいくつかをピックアップしてみます。

ヴィーガン食のサブスクリプションサービス

Good Good Mart(グッドグッドマート)

グッドグッドマートは、プラントベース食品やオーガニックコスメなどを扱う日本最大級のソーシャルグッド&エシカル専門のオンラインショップ。

その中で、植物性食品を毎月610品の詰め合わせて、月替わりの内容で届けられるヴィーガンサブスクリプションを展開。

 

Purple Carrot(パープルキャロット)

パープルキャロットはアメリカ生まれのヴィーガンミールキットブランド。「時々ヴィーガン」をキャッチフレーズにしていて、実際にユーザーの8割以上はノンヴィーガンであるというライト層向けの展開が特徴。

日本では食材宅配サービスのOisix(オイシックス)が2019年より取り扱いを開始し、2021年には定期会員が17,000人を突破、販売は100万食を超える。

 

OneBite(ワンバイト)

毎月第一木曜日にその月のおまかせのミールキットが届く月1回のサブスクリプションサービスを展開。「まずは一回、ヴィーガンを試してみたい」と考える人がターゲット

オーガニック農法で作られた安心安全の国産野菜を使用している。

 

Grino(グリノ)

 

プラントベースフードブランドであるグリノは、調理済みのプラントベースフードのサブスクリプションサービスを展開。手間のかかるメニューもあるので、マンネリな献立になりがちな人には新鮮さがある。売り上げの一部は気候変動や環境保護に取り組む団体に寄付される。

 

日本人とヴィーガン

日本人にとって、直接的な動物食品を避ける菜食メニューはそれほど難しいものではなく、毎日ではなく数日に1回のヴィーガンライフ(フレキシタリアンライフ)であれば、実行することはそれほど難しいことではないでしょう。

特に、調味料や添加物などまで動物性食品を避けるというほどの厳格な志向の人は少ないと考えると、身近な小売店で植物性の食品は自由に購入できます。

そこで、食材や料理の定期宅配であるサブスクリプションサービスは、価格とのバランスからみると少しハードルが高いのかもしれません。

ヴィーガンに限らない食の宅配サービスは、定着している部分もあるので、ヴィーガン専業よりも幅広い食のサブスクの1カテゴリーという展開になりそうです。


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