福山雅治さん監修の長崎活性プロジェクトスタート

長崎県の地域活性化プロジェクト

長崎県を元気にするアイデアを集め、新しい変化やチャレンジを応援するプロジェクト「長崎の変」が、2021年3月18日スタートしました。

人口減少が進む長崎県にとって、多くの人に長崎県に興味・関心を持ってもらい、関係人口の創出と拡大を図ることが本プロジェクトの目的です。

 

クリエイティブプロデューサーは、長崎出身である歌手の福山雅治さん。

プロジェクトの第1弾となるスペシャルムービー「長崎の変、はじまる」では、福山さんの他、俳優の役所広司さん、女優の仲里依紗さん、歌手の前川清さん、漫画家の蛭子能収さん、タレントの長濱ねるさん、ジャパネットたかた髙田明会長も参加しています。

ムービー(動画)は、福山さんが声を演じる「猫山雅治」とともに、7人の猫たちが、人口減少に悩む長崎の街を眺めながら問題提起し、未来へのメッセージを語り合うという内容です。

 

福山さんのコメント

「長崎に住む保護猫、地域猫たちにもご参加いただき立ち上がった今回のプロジェクト。長崎の人も文化も、自然も動物たちも、みんなが楽しみながらより良い長崎の未来に向けて前に進んで行くきっかけになればうれしい。」

 

役所広司さんも、「この映像を観て、皆さんのお顔から笑顔が出て、その笑顔が力になって長崎の街も人も元気になることを祈っています!」とエールを送っています。

 

 

長崎の人口減少問題

生産年齢人口の深刻な減少が続く長崎県。2018年には、長崎県の転出超過数が6311人で47都道府県中ワースト6位となりました(総務省人口移動報告)。

特に長崎“市”でみると、転出超過数は2376人で、総務省が市町村別データの統計を取り始めた2010年以降、初の全国ワースト1位となっています。

 

転出の中心は15~24歳の若者層が約3割を占め、県内で就職する人は大きく減少していることが大きな課題です。

 

三菱重工業長崎造船所で客船建造が終了したことも要因の一つとして考えられるといわれていますが、就職希望する学生からは「働きたい企業がない」という声も聞かれ、長崎市および県は、さまざまな活性化策を模索しています。