2020年、マツダは100周年を迎えました。
マツダの歴史
マツダの始まりは、1920年1月30日に設立された「東洋工業コルク株式会社」です。
その後1927年には「東洋工業株式会社」へ社名を変更し、太平洋戦争終戦までは軍需工場としての生産や開発に挑んでいました。その中で1931年に三菱商事との契約で生産した3輪トラックがマツダの自動車製品開発の第一号となります。 終戦後の1960年に販売された「R360クーペ」は、 安価ということもあり好評を博し、マツダの自動車メーカーとして大きく歩みだしました。
1970年代になると、経営難を経て住友銀行が経営に参加する中で、トヨタや三菱自動車などの国内メーカー、アメリカのゼネラルモーターズとの提携などが模索されるも実現せず、1977年 3代にわたって57年間続いた松田家による同族経営は終わりを迎え、1979年には、フォードと東洋工業の資本提携が実現。
1978年、サバンナRX-7が日米で大ヒットを記録し、1979年にはトヨタと日産に次いで生産台数100万台の大台を記録、1980年に発売された5代目ファミリアは当時の若者らに支持され大ヒットとなりました。
1984年5月、東洋工業はブランド名に合わせて「マツダ株式会社」に社名を変更します。社名の由来は、創業者である松田重次郎氏とゾロアスター教の最高神「アフラ・マズダー(Ahura Mazda)」に因んだものだとされています。
フォードの傘下で業績回復を果たしながら、2000年に入ると「モノ造り革新」として開発から生産にいたるまでの全ての業務プロセスを一新。その後2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、タイの洪水といった事態が続き大きなダメージを受け4年連続の赤字に陥るものの、2013年までにはCX-5の大ヒットなどで黒字に転換しています。
2015年に発売した4代目ロードスターは「世界・カー・オブ・ザ・イヤー」及び「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞、2016年3月期決算では過去最高の営業利益を記録し、2018年3月期には販売台数が5年連続で過去最高を更新することになりました。
2015年、マツダとトヨタは提携拡大に向けた検討を開始すると発表し、同時にフォードは同年9月末までに保有していたすべてのマツダ株を売却し、フォードとマツダの36年間にわたる資本提携は終了します。2017年8月、トヨタとマツダは互いに500億円ずつ株式を持ち合う業務資本提携によりアメリカでの生産合弁会社の設立、電気自動車に関する共同技術開発といった提携内容を発表しています。
マツダの100周年事業
①特別記念車の販売
100周年特別記念車のラインアップは12種類。受注は2021年3月末まで受け付け。
②100周年ショールーム
2021年3月末迄の期間限定で全国各地に展開。
③MAZDA COLLECTION(マツダコレクション)
オンラインショップやショールーム、各販売店で販売。
・モデルカー
・Tシャツ
・タオル
・マグカップ
・ポストカード
・写真集
④創立 100 周年感謝イベント「MAZDA OPEN DAY 2020」
※コロナウィルス感染防止の観点から中止