【ハロウィン】仮装やイベントへの興味はコロナ以前に潮時を迎えていた。

近年のハロウィンの市場縮小は多くのマーケッターも認識していることだろう。

日本最大級のハロウィンイベントも終了し、コロナ禍明けには、すでに市場の変化は顕著となっている。

 

 

 


検索キーワードのボリュームはピークアウト


グーグルの検索キーワードのボリュームでみると、ハロウインの仮装やイベントに対する検索ボリュームは2015年がピーク(上図)。

2021年以降はコロナ明けの挽回があったものの、お祭りイベントとしての関心はすでに減少しているといえるであろう。

 


渋谷ハロウィンの人出は減少


クロスロケーションズ(株)の調査分析によると、2023年のハロウィン期間の渋谷の人流は10%減少しているとのこと。

2022年と2023年のハロウィン至近の(土)(日)の推計では以下のように比較できる。

・土曜日

 2022年10月29日(土)・・189291人

 2023年10月28日(土)・・155501人

・日曜日

 2022年10月30日(日)・・141562人

 2023年10月29日(日)・・122700人

 



日本最大級のハロウィンイベントが終了


日本のハロウィンムーブメントを作ったともされていた神奈川県川崎市の「カワサキハロウィン」は、コロナ禍の収束がみえない2021年に開催中止し、その後の開催なくなることを発表した。

イベント終了についてはコロナ禍の前から考えがあり、2020年を「最終回」として発表する予定だったとのこと。

1997年にシネコン「チネチッタ」の10周年記念イベントとして実施されたのが始まりで、それから徐々に仮装パレードは注目を集めながら年々規模を拡大。

2010年代にパレード参加者約3000人、観覧者約12万人という日本最大規模のハロウィンイベントへと成長した後も規模は拡大を続け、2019年には川崎市内の経済効果が10億円であったと推計されていた(チッタ エンタテイメント調べ)。

2021年が開催されなかったことで「最終回」は実現せず、静かに24年の歴史を幕を下ろすこととなった。

 


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