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【防災の日】2023年は関東大震災から100年

2023年の防災の日、9月1日は、関東大震災から100年の節目の年です。

特に東京都では、2023年から「TOKYO強靭化プロジェクト」として、強靭化された2040年代へ向けた様々な取り組みを展開しています。

 


東京都の取り組み事例(2023年)


TOKYO強靭化プロジェクト(2023)

(1)ライトアップ

防災気運醸成に向け、隅田川橋梁群・東京都庁舎のライトアップ。

実施日 令和591日(金曜日)

実施場所
隅田川橋梁群(日没15分後から23時まで)
・東京都庁第一本庁舎(18時から23時まで)
点灯色 :関東大震災100年事業のロゴカラーであるグリーン

 

(2)「め組の大吾 救国のオレンジ」とのコラボレーション

東京消防庁を舞台としたアニメ「め組の大吾 救国のオレンジ」の出演声優を迎え、対談動画を東京動画にて公開。

 

 


防災プロモーション事例(2023年)


寄付キャンペーン(ALSOK)

1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災等の大規模災害時に、さまざまな活動や支援を行ってきたALSOKは、X(旧Twitter)寄付キャンペーン2023年8月25日(金)より開始。

ALSOKのこれまでの教訓・ノウハウを基にしたさまざまな投稿を行い、キャンペーン対象投稿の「いいね・リポスト」数に応じて、ALSOKが日本赤十字社へ100万円を上限に寄付。

 

非常用給水袋を配布(オープンハウスグループ)

オープンハウスグループは、全国各地の街頭にて、災害時に水をの非常用給水袋を配布。非常用給水袋1万枚を街頭にて配布。災害時に水を確保し、安全に運び利用するための袋で、水の備蓄と比較すると、かさばらず簡単に備えておくことができる。また、備えるものリストや災害伝言ダイヤルの使い方などを記載した防災カードも一緒に配布する。

開催場所

全国の株式会社オープンハウス 営業センター、株式会社オープンハウス・ディベロップメント マンションギャラリーの出店エリア

 

『もしもFES2023 渋谷』

もしもFESは、2019年まで開催されていた渋谷区総合防災訓練(SHIBUYA BOSAI FES)の流れをくんで渋谷区民・来街者参加型で「防災・減災」を普及啓発するイベントとして2022年9月に初開催。

開催2年目となる2023年は、初開催となる名古屋で5月に、2回目となる渋谷にて9月に実施。

様々な企業・団体が参加し、体験ブースやステージイベントなど、見て・食べて・遊んで・学べる、大人も子どもも楽しめるコンテンツが揃っている。

開催日時

2023年9月2日(土)3日(日)  10:00~17:00 入場無料

会場    代々木公園

主催    一般財団法人渋谷区観光協会 / 一般社団法人渋谷未来デザイン / こくみん共済 coop <全労済> / もしもフェス実行委員会

共催       渋谷区



現代の防災コンセプト


「ローリングストック」から「フェーズフリー」へ

ローリングストックとは日常生活で消費しながら備蓄すること。

防災用の備蓄品を特別に備えるのではなく、普段から保存性のある食材や加工品を多めに買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法。

消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送るという考え方です。

そして、近年では、「備蓄」だけでなく、身のまわりにあるモノやサービスなど日常時の環境を、非常時にも役立てるという『フェーズフリー』というスタイルも提唱されています。

ローリングストックの考え方も含んださらに大きな概念が、フェーズフリー。

防災のために特別なものを用意するのではなく、身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立てるという考え方です。

日常品でありながら災害時にも活用できる商品を、「フェーズフリー」のコンセプトでの訴求するマーケティングも行われています。