
カップヌードルは2021年9月18日に発売50周年を迎えました。
50周年記念の特設サイト「カップヌードルの裏側」では、2019年9月から活動をスタートしてきたプロジェクト「カップヌードル DO IT NOW!」のテーマに沿って、カップヌードルの品質と安全性に関する情報を発信しています。
カップヌードルの歩み
1966年、日清はチキンラーメンを日本以外の国で売ろうと試み、カリフォルニア州ロサンゼルスのスーパーマーケットで販売しようとしていましたが、アメリカでは箸や丼が手元にないことに気づきます。あるとき、アメリカのバイヤーが、チキンラーメンを紙コップにつぶして入れ、熱湯を注ぎ、フォークで食べることを思いつきました。これをきっかけに、容器に入れることで、いつでもどこでも食べられる現在の形のインスタントラーメンのアイデアが生まれました。
開発当初はの販売価格の予定は100円でしたが、その当時25〜35円程度だった袋入りインスタントラーメンと比べると、3〜4倍の価格となり高額なものとなってしまいます。そのため業界の評判は良くありませんでした。
そこで、市場調査も兼ねて、野球場、遊園地、警察署、消防署など夜勤の多い場所で試験販売を行うことにすると、「便利で手軽」「お湯を入れるだけで食べられる」という特徴から自衛隊からの大口注文を得ることになりました。
1971年9月18日に一般発売を開始。11月21日は、東京・銀座の歩行者天国で大規模な新発売イベントを開催。4時間で2万食が売れるほどの盛況となりました。
1972年2月に起きた「あさま山荘事件」では、機動隊員がカップヌードルを食べる光景が日本全国に生中継され、視聴者の注目を浴びました。当時は気温がマイナス15度前後で、警察官に配られた弁当が凍っていたため、熱湯をかけるだけですぐに食べられるこの商品が、非常食として紹介されたのです。その結果、カップヌードルの人気は急上昇し、全国各地から販売依頼が多数寄せられました。これを受けて、日本全国で販売される商品となり、現在の地位へと繋がっています。
ダイスミンチの話題
カップヌードルには角切りのミンチ肉(正式名称は「ダイスミンチ」)が入っています。主に豚ひき肉、大豆、野菜などをフリーズドライして作られたものですが、その特徴的な食感は、昔から気になっていた人が多かったようです。インターネットやSNSが普及する時代になってからは、2ちゃんねるを筆頭にネット上で「謎肉」「あの肉」「謎の肉」「ぞぬ肉」などと呼ばれ、2016年7月27日には公式Twitterアカウントが「CUP NOODLE なぞにく」と刻まれたコンビーフの缶詰の写真をアップロードするなど、ネットでは度々話題になってきました。
その後、日清食品は「謎肉」を商品名や営業活動の正式な呼び名として採用し、2016年9月12日に「カップヌードルビッグ『謎肉祭』肉盛りペッパーしょうゆ」が発売されました。
2019年10月21日には、謎肉を追加した改良版も登場しています。
エコカップについて
発売当初から2008年3月まで発泡スチロール製の容器を使用していましたが、2008年4月からは一部の商品を除き、環境保全のため発泡ポリエチレン断熱皮膜加工の紙カップ(通称「エコカップ」)に切り替えられています。
カップヌードルの50周年記念事業
記念TVCM「8つの味 篇」
定番の味8種に合わせて、8本のCMを制作
特設サイト「カップヌードルの裏側」
カップヌードルの品質と安全性に関する情報をまとめた特設サイトを2021年2月1日に公開。
原材料や容器について解説する「中身のギモン」、工場での製造工程や品質管理について解説する「工場のギモン」、栄養バランスの良い「カップヌードル」の食べ合わせを提案する「栄養のギモン」などを、オリジナルキャラクターとともに紹介。
50th CUP NOODLE Collection in Laforet HARAJUKU
ラフォーレ原宿内の約 25 ブランドとコラボしたオリジナル限定アイテムを多数発売
開催日:2021 年 9 月 18 日(土)~10 月 10 日(日)
CUPNOODLE×PARCO SPICE UP YOUR SENSE
気鋭のアーティストやファッションブランドが「カップヌードル」を題材にした作品・アイテムを期間限定で展示・販売
開催日:2021年11月5日(金)~11月16日(火)
50周年記念 カップヌードル 9種 &ソーダ 4種 スペシャルアソートBOX
カップヌードルの定番フレーバー4種(カップヌードル、シーフードヌードル、カレー、チリトマトヌードル)の味わいを表現した炭酸飲料とカップヌードル9種をセットにした限定商品。