トヨタ自動車の2021年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比5.7倍の8978億円。
コロナ禍以前の水準に戻しただけでなく、4~6月期としては過去最高を更新しています。
販売台数でも、グループ総販売台数(日野自動車、ダイハツ工業含む)は275万台と49%増、うち「トヨタ」「レクサス」ブランドの販売台数も49%増。
コロナの影響が続く中でも、新車の需要が回復したことが要因。
北米や中国では多目的スポーツ車(SUV)の需要が広がっていることに加えて、国内でもSUVのほか、小型車「ヤリス」、ミニバン「アルファード」の売れ行きは好調。
自動車業界では半導体不足による減産が続いているものの、トヨタは幅広い供給網を駆使して半導体不足の影響を限定的にとどめ、原材料価格の高騰も、販売台数の伸びや生産原価を抑えて吸収したとされています。