
8月3日は、全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会(現:一般社団法人日本養蜂協会)が制定したはちみつの日です。
はちみつとミツバチの今
はちみつは近年、環境問題や都市部での養蜂などの話題、コロナ禍での健康志向などから注目は集まってきましたが、昭和後期から現在までに、ミツバチおよび蜜源植物の大幅な減少が進んできました。
(社)日本養蜂協会によると、かつての主要な蜜源の栽培面積は、昭和45年頃に比べ、レンゲは約11%に、ナタネは約5%にまで激減したと報告されています。
海外では、中国をはじめとして日本よりもはるかに多くのはちみつを採密していることから、日本国内にも安価なはちみつの輸入が急増し、養蜂家の高齢化による飼育戸数の減少も相まって国産はちみつ市場は縮小しています。近年では、はちみつの国内自給率は7%程度です。
一方、今後の可能性として期待されているのが、ミツバチのポリネーション(=ミツバチにが行う花粉交配)です。
イチゴやメロンなどの農産物の花粉交配にミツバチを活用する方法で、花が咲く季節になると、花粉交配用のミツバチを巣ごと養蜂家から借りて飼育します。花粉交配が効率良く行われるので、この農家へのミツバチの貸し出しは、現代の養蜂家の重要な仕事となっています。
他にも様々な環境問題や食市場に影響しているミツバチですが、これからの時代に新しい可能性と重要性を増していくのではないでしょうか。
はちみつに関する本
はちみつの日のプロモーション事例
■ディズニー
2021年、原作デビュー95周年を迎えた「くまのプーさん」アイテムをラインナップ
https://shopdisney.disney.co.jp/special/pooh-content.html?ex_cmp=TDS_djp_new
その他
・期間限定ショップ「くまのプーさん おひさまマーケット」
・「Winnie the Pooh HUNNYS CAFE」なども展開。