
開栓するときめ細かい泡が自然に発生し、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいが楽しめる『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』が2022年3月29日発売分からリニューアルしています。
今回のリニューアルを機に生産体制が強化され、年間製造可能数量が昨年の5倍になるとのこと。これまで毎月数量限定で発売されていましたが、今回のリニューアルを機に供給量が増え、店頭で目にすることが多くなりそうです。
2022年リニューアルのポイント
キーメッセージは「感動の<生>体験。」
中身のリニューアル
・缶胴資材の改善により開栓時の泡立ちを向上
・飲み口全体が泡で覆われるまでの時間を半減
・“辛口” “キレのよさ”は維持しながら“飲みごたえ”を向上
パッケージデザインのリニューアル
・ビールの液色とともに「Asahi」と「SUPER“DRY”」の斜めロゴを大きく表示
・缶体裏面には「きれいな<泡>の楽しみ方」を記載
TVCM
アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶とは
缶を開けると、きめ細かい泡が自然に発生する缶ビール。
缶の上面が全開して、大きな飲み口でジョッキのように飲めるので、飲食店で飲む樽生ビールのような楽しめることとして、発売前から大きな注目を集めました。

生ジョッキ缶の泡が出る仕組み
缶の内側に特殊な塗料を吹きかけることで、細かいクレーターのような突起をつくり、その凸凹に炭酸ガスがぶつかることが泡がでてくる仕組みになっています
シャンパンのフルートグラスの底に小さなキズが付けられていて泡が続くのと同じ仕組みです。
温度などの環境の影響も大きいため、家庭用の冷蔵庫から出した状態でよく泡が出るように特殊塗料を調整することに苦労するなど、開発には2年がかかっているそうです。
新発売後わずか2日で、売れすぎて出荷停止
2021年4月6日コンビニ限定での先行販売時より、想定を上回る需要でわずか2日で出荷を中止。その後も生産が追い付かないとの理由で、今回の生産力強化が実施されるまでは、毎月限定販売となっていました。
アサヒビールによると、「生ジョッキ缶」の発売により、「スーパードライ」購入者は、2021年3月の1,477万人から、2021年11月には1,902万人と大幅に増加したとのことです。
関連ニュース
アサヒビールが「日本マーケティング大賞」のグランプリ受賞
アサヒビールは、2021年4月に発売した『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』や2020年4月から実施しているオンラインイベント「ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR」の取り組みなど、独自性のある商品開発や新たなブランド体験の場を提供したことが評価され、「日本マーケティング大賞」のグランプリを受賞しました。
アサヒビール2022年10月より162品目を値上げ
値上げ対象はビール類・RTD・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料、国産ウイスキーの合計で162品目。ビール類は店頭想定価格は6~10%の上昇を見込むとしています。