
毎年、渋谷のスクランブル交差点に集まる若者たちの迷惑行為騒動がニュースになってきたハロウィン。
コロナ禍となった今年、2020年は、感染リスクをさけるために人の集まる場所を避けたい人が多いはずですが、例年通り渋谷には人が集まってしまうのでしょうか。
ハロウィンの盛り上がりはここ数年で少し落ち着きはじめているとも感じられますが、渋谷区では、2019年に渋谷区議会にて「ハロウィン路上飲酒規制条例」が可決され、渋谷駅周辺の路上や公園での飲酒が禁止となっています。
さらに今年は、「2020年のハロウィーンに渋谷に集まらないように」と呼びかけることとし、合わせて、渋谷区公認の仮想空間「バーチャル渋谷」でのハロウィンイベント開催することになりました。
バーチャル渋谷とは、2020年5月に、日本初自治体公認のバーチャル空間として公開された日本最大級の配信プラットフォーム。
KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業50社で組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が、このバーチャル渋谷(=バーチャル空間)を拠点として、様々なコンテンツを発信しています。
そのバーチャル渋谷が2020年秋に開催するハロウィーンイベントは、
10月26日から31日の期間、「#StayVirtual」をテーマに、アーティストやお笑い芸人のライブや参加型ゲームなどをバーチャル空間ならではの演出で新しい体験として提供します。
また期間中は「バーチャル渋谷内の街」に巨大なジャック・オ・ランタンやコウモリなどが現れ、アバターもハロウィーンアレンジができるようになります。
【コンテンツスケジュール】
10月26日
au 5G Presents きゃりーぱみゅぱみゅ バーチャル Mini Live
10月29日
au 5G Presents BiSH バーチャル Live
10月30日
au 5G Presents「みんなの5G」和牛の超高速ライブ
10月31日
きゃりーぱみゅぱみゅオンラインワンマンライブ
その他のコンテンツも今後順次発表予定。
果たして、渋谷のハロウィンは今年はどうなるでしょう。
バーチャル渋谷の認知度はまだまだ高くなく、アバター系のアプリとしても浸透しているとは言えません。
バーチャルライブ(オンラインライブ)は、コロナ禍をきっかけとして多く開催されるようになりましたが、渋谷のハロウィン問題を解決するコンテンツとしては、すこし違うのかもしれません。
ハロウィンの市場は曲がり角を迎えていると言われる近年、「バーチャル渋谷」がハロウィンだけでなく、市場に切り込んでいくシーンがあるのかどうか、注目したいと思います。